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クリーニング後に服が臭い原因と取り方をプロが解説

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クリーニング後の衣類から独特な臭いがする、と感じたことはありませんか。今回はクリーニング後の服が臭い原因と、臭いの取り方について詳しく説明します。

クリーニング後に服が臭い原因

クリーニングにはウエットクリーニングとドライクリーニングがありますが、クリーニングから戻ってきた服が臭い原因のほとんどは、ドライクリーニングによるものです。

このドライクリーニングとは、水を使わずに主に石油系の有機溶剤を使用して衣類を洗う方法のことをいいます。ドライクリーニング後の主な臭いの原因は、いくつか考えられます。

  1. 溶剤が古い、汚れている
  2. 溶剤が残っている
  3. ドライクリーニングでは落ちない汚れが残っている

1.溶剤が古い、汚れている

ドライクリーニングは、専用の特殊な溶剤を使って行います。一度使った溶剤はフィルターや活性炭などを通じてろ過し何度か再利用しますが、どんなにろ過しても繰り返し使っていると溶剤が汚れていきます。

使用する溶剤が古かったり、フィルターの交換が不十分で溶剤が汚れていると、汚れや臭いが逆に付着して戻ってくる可能性があります。

2.溶剤が残っている

衣類に溶剤が残留していると、ドライクリーニング特有の石油臭さが残ることがあります。

溶剤は揮発しやすいので、しっかり乾燥してれば残ることはありませんが、乾燥が不十分だと臭いが衣類に残ってしまいます。

3.ドライクリーニングでは落ちない汚れが残っている

ドライクリーニングは、どんな汚れや臭いも落ちるわけではありません。ドライクリーニングは、油性の汚れには強いのですが、水洗いで落ちる汗や皮脂などの水性の汚れには弱く完全に落とすことができません。

クリーニング後に服が臭い原因は、取り切れていない汗や皮脂などが臭いの原因の可能性があります。

クリーニング後に服が臭い時の取り方

風通しの為に干す

ドライクリーニング後の臭いはそのまま放置していても取れません。正しい対処法で臭いを取り除きましょう。

  1. クリーニング後のビニール袋を外し干す
  2. 消臭・除菌スプレーを使う
  3. スチームアイロンを使用する
  4. 水洗いする

1.クリーニング後のビニール袋を外し干す

クリーニング後はビニール袋に包まれて服が返却されますが、このビニール袋は返却までの間に傷や汚れを付けない為の物です。ビニール袋のカバーを付けたままにしていると、

空気循環ができず臭いを強めてしまうことになります。また、通気性がなく湿気が溜まりやすいので、カビや虫食いの原因にもなりますので、返却後は自宅で直ぐに取り外しましょう。

外したら、風通しの良い日陰で陰干しをしましょう。風通しの良い場所がない場合や、風のない日は扇風機などで風の流れを作ると良いでしょう。

日光によって衣類が変色や劣化する危険がありますので、干す際には日光の当たらないところに干すようにしましょう。

2.消臭・除菌スプレーを使う

風通しの良い場所に干しても臭いが消えないときは、衣類用の消臭・除菌スプレーを使用すると効果が期待できます。

スプレーした衣類は湿気を含んでいるので、必ず風通しの良い場所で乾燥させてから収納しましょう。

3.スチームアイロンを使用する

スチームアイロンはシワ伸ばしだけではなく、臭い取りにも使えます。スチームの細かい粒子が布に付いた臭いを吸着させ、水分が蒸発するときに臭いの成分も一緒に取り除いてくれます。

スチームを衣類に当てた後は、しっかりと乾燥させましょう。

4.水洗いする

ドライクリーニングでは落とせない汗などの臭いが残っている場合は、水洗いやウェットクリーニングで水溶性の汚れを落としてもらいましょう。

自宅で臭いが取れない場合は、クリーニング店に持って行き、再度洗い直してもらう必要があります。ですが、クリーニング店の溶剤管理に問題がある可能性もありますので、信頼できる他のお店を探したほうが良いかもしれません。

ドライクリーニングを行う際の工程において、乾燥などをしっかりと行えば臭いは残らないのですが、乾燥技術や溶液の管理などはクリーニング店によって違いがあります。

クリーニングに出す際には、知識と技術力に優れた、信頼できるクリーニング店を慎重に選ぶことが大切です。

投稿 クリーニング後に服が臭い原因と取り方をプロが解説coromoé に最初に表示されました。


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