しっかり洗ったはずの服がなぜか臭い、時間が経つと服の臭いが気になるなど、服の臭いにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
服の臭い対策は、臭いの原因を知ることがもっとも大切です。そこで今回は、服が臭くなってしまう主な原因を詳しく見ていきましょう。
服が臭くなる原因
服が臭くなる主な原因は、雑菌によるものです。
この雑菌は「モラクセラ菌」と呼ばれる菌で、人間や動物の体内に必ずいる常在菌と呼ばれる種類の菌なのですが、温度や湿度、エサなどの条件が揃うことで爆発的に繁殖します。
「モクセラ菌」そのものが臭いを発生させるわけではなく、洗濯で落としきれなかった汗や皮脂などの汚れや洗剤カスなどを菌が食べ、菌が増殖する時に出す排泄物により臭いが発生します。
この「モクセラ菌」は5時間経った頃から爆発的に増殖するため、洗濯物が乾くまでの時間も重要です。
服が臭い時間から考えられる原因
外出前は臭くなかったのに、外出先で自分の服の臭いが気になることはありませんか。
外出先など時間が経つと服が臭くなる主な原因は、洗濯物に残った「雑菌」です。
一度増殖してしまった雑菌は簡単に消せるものではなく、数が増えるごとに、バリア状に積み重なって強力になっていきます。時間の経過や汗をかくなど、菌の繁殖条件が揃うことで雑菌から放たれた臭いが漂い始めます。
朝出勤前には臭くなかったのに、出勤直後から臭う場合は、服に雑菌が多く残っており、出勤中にかいた汗などで拭くに残っていた雑菌が増えるから。
綺麗に洗濯できていても昼過ぎや夕方から服が臭くなるのは、汗などを拭かずに放置している事が大きな原因です。
対策としては、綺麗に汚れを落とした上で、雑菌が増えない様に干し、汗を放置しない事です。
洗濯後に着る清潔な状態なのに臭い原因
臭いそのものは洗濯の際に落ちますが、その原因となる要素を完全に除去することができていなと臭いが復活します。
- 汚れを落とし切れていない
- 洗濯機に詰めこみすぎている
- 濡れた衣類を放置していた
- 生乾きで雑菌が繁殖
- お風呂の残り湯を使っている
- 外干しで臭いが付く
- 洗濯機が汚れている
１．汚れを落とし切れていない
衣類の汚れには、食べこぼしやなど目に見える汚れ以外にも、皮脂や汗の汚れのように繊維の奥まで入り込んでしまう汚れもあります。洗濯物に残った汚れを菌が食べ、増殖する時に出す排泄物により臭いを発生させます。
臭いの原因となるこの雑菌は、「温度」「湿度」「水分」などの繁殖条件が揃うことで莫大に繁殖し、洗濯して一度消えたはずの臭いが蘇ります。
２．洗濯機に詰めこみすぎている
1回の洗濯量が多いと、洗剤や水が洗濯物に浸透しにくく、洗い残しの原因になってしまいます。
洗い残しは雑菌や臭い発生の原因になりますので、洗濯機に入れる量は7～8割を目安に洗濯量を守るようにしましょう。
３．濡れた衣類を放置していた
洗濯後すぐに干さずに放置していたり、洗濯槽に洗う前の洗濯物を入れっぱなしにしていることでも、カビや雑菌が繁殖し臭いの原因となります。
４．生乾きで雑菌が繁殖
洗濯物が湿っていると、雑菌が繁殖して嫌な臭いを発生させます。洗濯物を取り込む際は、しっかりと乾いているか確認することが大事です。
部屋干しは外干しに比べて洗濯物が乾きにくいため、扇風機やサーキュレータ、エアコンなど活用し、空気を循環させると効率よく乾かすことができます。
５．お風呂の残り湯を使っている
お風呂の残り湯での洗濯は節水や水道代の節約になりますが、残り湯には雑菌が多く含まれています。綺麗な水で洗うのと、汚れた水で洗うのと、どちらが洗濯物や食器などが綺麗になるかを考えると分かります。
残り湯を使用する場合は、「すすぎ」の時は水道水を使うようにしましょう。また、可能な限り、入浴剤を使用した残り湯は使わない様にしましょう。
６．外干しで臭いが付く
また、洗濯物の外干しの際に臭いが付く可能性もあります。交通量の多い場所などで洗濯物を干すと、排気ガスのにおいなどが付着して洗濯物が臭うことがあります。
他にも、ベランダでタバコを吸う場合は、その臭いも付きます。隣人や下の階の人がベランダで吸う場合も同様です。
７．洗濯機が汚れている
洗濯機や洗濯槽に汚れが溜まっていると、洗濯物に雑菌が残ってしまいます。洗濯槽クリーナーで、1ヶ月に1度程度は掃除する事をおすすめします。
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