お肌のお手入れ中にこぼして服についてしまった乳液は甘く見ているとシミになったり、拭きとったらその部分が白っぽくなってしまうこともあります。
今回はそんな乳液が服に付いた時のおすすめの落とし方をご紹介します。
服に付いた乳液の落とし方や洗濯方法

乳液と一言で言ってもメーカーや肌質によっても多種多様な商品が存在します。
水性成分の場合は水に溶けやすい性質なのでいつものお洗濯で落ちやすいですが、注意したいのは油性成分。
これは水に溶けない性質のため普段のお洗濯では落ちにくく、その油成分が繊維に残ってしまうとシミになってしまう可能性が高いのです。
ここではそんな油性成分をしっかり落としすことに注目した洗濯方法をご紹介します。
■準備するもの
- 乾いたタオルやティッシュ
- 台所用中性洗剤
- 歯ブラシ
■手順
この時、ゴシゴシ擦ったりはせずティッシュに乳液を移すイメージで行いましょう。擦ることで毛羽立ちが起こったり、乳液が繊維の奥まで染み込んでしまいます。
乳液の油分を落とすには油汚れに強い食器用中性洗剤がおすすめです。油を分解してくれて、衣類へのダメージも少ないです。
もし油分が多めの乳液だった場合はクレンジングオイルを足してみて下さい。食器用中性洗剤とクレンジングオイル(1:1)を目安に使用してみましょう。
クレンジングオイルを使用する場合は単体ではなく、食器洗剤とあわせて使いましょう。食器用洗剤がクレンジングオイルを繊維に残さないように、汚れと一緒に洗い流す働きがあります。
繊維の奥まで行きわたるように洗剤を馴染ませて5分~10分程時間を置きましょう。
生地同士をゴシゴシ擦るよりも指先でやさしくつまむようにもみ洗いをしましょう。洗剤が潤滑剤にもなりますので力を入れ過ぎなくても大丈夫です。
摩擦による衣類のダメージを与えないように優しく洗いましょう。
流水でも問題ないですが、洗面器などの桶にお湯をはったところに浸しながらやさしくすすぎましょう。汚れ具合によっては2~3を繰り返します。
普段使用している洗濯洗剤でいつも通りのお洗濯をすれば完了です。
服に付いた乳液がシミになって落ちない時の対処法

次にシミになってしまった場合ですが、既に時間が経過している状況だと考えられますので、一番おすすめなのはクリーニング店で染み抜きをしてもうことです。
乳液が服に付いた最初の段階では比較的落ちやすい汚れではありますが、シミとなってしまったら話は別です。
油のシミはよく「消毒用アルコール」や「ベンジン」などで叩いて落とす方法が挙げられますが、これには色落ちなどのリスクもあるため実はご家庭で行うには難しい作業です。
実際にご自身で叩いて落とそうとしたら今度はその部分が白くなってしまった、というトラブルも。
これらの白化や色落ちとなってしまったら、残念ながら洗濯ではどうすることもできませんので色修正(色補正)を専門とするお店に依頼するしかなくなります。
そうならないためにも早い段階でクリーニングのプロに染み抜きをしてもらった方が、時間もコストもおさることができます。
そして何より大切なお洋服を気持ちよく着続けるために、自己流でやったことで後悔しないためにも潔くプロにお任せすることが一番です。
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