ポリエステルの衣類は、優れた耐久性とシワになりにくさから、多くの人が日常のアイテムとしてポリエステルの衣類を選んでいます。ですが、時々シワが気になることもありますよね。そこでこの記事では、ポリエステルの衣類のシワの取り方やアイロンの掛け方、さらに注意点についてご紹介します。
アイロン無しでポリエステルの軽いシワの直し方
ポリエステル素材は、繊維が柔軟で弾力性があるため、シワになりにくい特性を持っており着用中のしわや折り目も比較的簡単に元に戻ります。ですが、そんなポリエステルの衣類にシワができる原因として、以下のような要因が挙げられます。
- シワになるような状態で保管していた
- 熱いお湯で洗濯した
シワを取るために、シワ部分にスプレーボトルに入れた水や、市販のシワ取りスプレーを軽く吹きかけて、扇風機やドライヤーの風を当てることでシワを伸ばすことができます。特に軽めのシワであれば効果的です。
それでもシワが頑固な場合は、もう一度洗濯を行うことでシワを取ることができます。干す際は、軽く振ってシワを伸ばした状態で干しましょう。
ポリエステルのアイロンの掛け方と注意点

まずは、アイロンを当てる前に洗濯タグを必ず確認しましょう。以下のような表示が記載されているので、指示に従ってアイロンの準備を行います。
![]() | 温度150℃を限度としてアイロンかけ可能 |
![]() | 温度110℃を限度としてスチーム無しでアイロンかけ可能 |
![]() | アイロンがけ禁止 |
- アイロン台
- 当て布
- 霧吹き
あくまでも洗濯タグの表示温度に従う
直接アイロンを当てると生地が溶けて縮み、アタリやテカリの原因になるため注意
もしアイロンを直接当ててしまい衣類をテカらせてしまった際は、以下の方法で改善できることがあります。(あくまでも軽度のテカリの場合)
- メラミンスポンジで擦る
- スチームアイロンを使う
- テカリ専用スプレー
【メラミンスポンジで擦る】
- メラミンスポンジ
- 洗面器
- 酢
- 水
- アイロン
- 当て布
生地を毛羽立たせるイメージ
温度は140度〜160度程度で当てる
【スチームアイロンを使う】
- スチーム機能付きアイロン
- アイロン台
- ブラシ(歯ブラシ可)
【テカリ修正スプレー】
テカリが頑固である場合、テカリ修正スプレーを使用してみましょう。テカリ専用スプレーは市販されているので、使用方法に沿ってお手入れしてください。
洗濯しても取れないポリエステルのシワ対策

洗濯をしても頑固なシワが残る場合は、お湯を使う方法をお試しください。ポリエステルは、熱湯を使うとシワや変形が発生する可能性があるので温度には注意しましょう。
時間とともに温度が下がるのでお湯を足してください
自宅で取れないシワはクリーニングでシワ取り可能か?

ポリエステル素材は一般的にシワになりにくいとされていますが、洗濯や乾燥の過程で生じる「洗濯ジワ」や着用中に生じる「着用ジワ」など頑固なシワが発生することがあります。そんな時は、クリーニング店へ持っていきプロにお任せしましょう。
クリーニング店では専用のプロフェッショナルな機器と技術を用いてシワを取り除いてくれます。洗濯やアイロンでは取れないような頑固なシワには、クリーニング店の専門家の助けが必要です。
適切なシワの取り方とアイロンの掛け方を実践することで、ポリエステルの衣類を美しく仕上げることができるため、お手入れの際は注意を払いながら、長く愛用できるポリエステル製品を楽しみましょう。
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