好きな香水をつけると気分があがり、自然と自信がわき上がってきます。人に好印象を与える効果もあり、香水はとても魅力的なアイテムです。
ところが、せっかくのいい香りもつけ過ぎれば不快になり、周囲の人にとって迷惑な存在となってしまいます。今回は、一度服に付くとなかなか落ちない香水の匂いの対処法をご紹介します。
香水臭い服の正しい洗濯方法
香水の臭いが軽い場合は、通常のお洗濯で落ちる場合があります。
通常のお洗濯で落としきれなかった場合や、香水の匂いが強い場合は、「重曹+お湯」で落としていきましょう。
重曹は弱アルカリの性質を持っているため、油性で酸性の性質を持った香水の香料を中和して消臭することができます。
![]() | 桶に40は液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる |
![]() | 桶に手は40℃を限度に手洗い可能 |
![]() | 桶に×は家庭での洗濯禁止 |
洗濯する前に、家庭で洗濯可能か、どういう方法なら洗濯しても良いかを洗濯表示で確認して下さい。
用意する物
- 重曹
- クエン酸
- 洗面器やバケツなどの容器
- 40℃程度のお湯
手順
1.洗面器やバケツなどの容器に40℃程度のぬるま湯を入れ、大さじ2杯の重曹を良く溶かします。
2.臭いのついた衣類を入れて、30分ほどつけ置きします。
3.つけ置き後、軽く揉み洗いしてからきれいな水ですすぎます。
4.水に少量のクエン酸を加えて、そこに衣類を浸します。クエン酸の成分が、重曹のアルカリ成分を中和してくれるので、しっかり臭いを落としきることができます。
5.洗濯機で脱水し、風通しの良い場所でよく乾かしましょう。乾いたあともしばらく風通しの良い場所に干しておくと、より効果的です。
自宅でどうしても取れない場合は、クリーニング店に相談してみましょう。
香水の香料には、水性のものと油性のものがあります。香料が油性のものはドライクリーニングで落とすことができますが、水性の場合はウエットクリーニングなどの水を通す洗浄工程を加える必要があります。
クリーニングに出す際には、香水の匂いが付いたことを伝え、香水の成分がわかる場合はそれも伝えておくと良いでしょう。
匂いが付着してから時間が経過するほど落ちにくくなりますので、出来るだけ早くクリーニングに出すようにしましょう。
服に付いた香水の匂いを洗濯せずに消す方法

洗濯すれば大抵の香水の匂いは落ちますが、家庭での洗濯禁止の洋服は頻繁に洗えないので、以下の2つの方法を試して下さい。
熱やスチームの水分などで洋服にダメージを負う事もあるので、こちらも洗濯表示を確認し、先ずは目立たない場所で試してから、問題なければ行って下さい。
ドライヤーの熱風を当てる
ドライヤーの熱風を、香水が付いた部分に当てましょう。ドライヤーの風熱が臭いの分子を飛ばしてくれます。臭い成分が空気中に放たれますので、換気をしながら行いましょう。
熱に弱い繊維などの場合、ドライヤーの熱が繊維を傷めてしまう可能性がありますので注意してください。
スチームアイロンをあてる
スチームアイロンの細かい粒子が服に付いた臭いを吸着させ、水分が蒸発するときに臭いの成分も一緒に取り除いてくれます。衣類から2~3cm浮かせて、香水が付いた部分にスチームをたっぷりかけましょう。スチームをあてた後は、ハンガーにかけてしっかり乾かしましょう。
風通しの良い場所に干す
時間があるなら、風通しの良い場所に干しましょう。クーラーやサーキュレーターなどの風を当てながらの部屋干しでも構いません。
服に付け過ぎた香水の匂いを抑える方法

香水を付け過ぎた場合、水洗いして落とすべきですが、緊急措置としては以下の2つの方法で、香水を抑える事が可能です。
アルコールを吹きかける
香水に使われる香料はアルコールに溶ける性質があるため、アルコール消毒をすると臭いが和らぎます。消毒用のアルコールスプレーを、香水が付いた部分にたっぷりと吹きかけましょう。
香料をとかします。アルコールで色落ちなどしないか、先ずは確認してから行って下さい。
消臭剤を使う
あくまで洗濯できない時の一時しのぎですが、消臭剤を香水が付いた部分にスプレーします。
香料入りの消臭剤を使用すると、香水の匂いと混ざり合ってさらに不快な臭いになる可能性があるので、無香料の消臭剤を使うようにしましょう。
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