ジャージはスポーツやアクティブなアクティビティを楽しむ際に欠かせないアイテムですが、汗や汚れの取り扱いに困った経験はありませんか?
ジャージを長持ちさせ、いつも清潔で快適に着用するために、正しい洗濯と汚れの取り方を知っておくことが大切です。
これから、ジャージの洗濯から臭いの取り方、汚れの対処法、さらには収納方法まで、プロからのアドバイスをご紹介します。
ジャージをキレイに保つ秘訣を学び、お気に入りのアクティビティをより快適に楽しみましょう。
ジャージの洗濯での注意点やリスク
ジャージの特徴
ジャージは、綿、ポリエステル、またはその混合物として作られています。
最近では、スポーツブランドのみならずハイブランドでも販売されており、その伸縮性や通気性、快適な着心地から、スポーツシャツ、トレーニングウェア、パーカー、ジョギングパンツなどに広く使用されています。
そんなカジュアルな印象があるジャージですが、何も気にせず洗濯してもいいと思っている方も多いかと思います。
しかし、ジャージの洗濯には注意が必要です。
ジャージも誤った洗濯方法だと、伸びや色あせ・毛玉の原因となります。
それでは、以下にジャージの洗濯で避けるべきポイントを詳しく説明します。
そのまま洗濯機へ入れない
洗濯時には、必ず洗濯ネットに入れましょう。
ジャージの素材によっては、洗濯時に他の衣類と擦れて摩擦が発生し、毛玉ができる可能性があります。
高温での洗濯の避ける
ジャージは通常、低温で洗うことをおすすめします。
高温の洗濯は、伸縮性を損ない色褪せの原因となります。
塩素系漂白剤の使用を避ける
塩素系漂白剤はジャージの色を褪せさせる可能性があるため、使用しないでください。
漂白剤を使う場合は、酸素系漂白剤を使用しましょう。
乾燥機の使用を避ける
ジャージは乾燥機の高温設定で乾燥させないでください。
高温の乾燥は繊維を傷つけ、縮みの原因になります。
硬いブラシの使用を避ける
ジャージの表面を硬いブラシでこすったりこすったりしないでください。
これは毛玉を引き起こす可能性があります。
ジャージの洗濯方法

ジャージの洗濯の際のチャックやファスナーと洗濯ネット
ジャージにはチャックやファスナーが付いていることがあります。
洗濯時には、これらの部分を閉めておくことで、他の衣類やジャージ自体への引っかかりを防ぎます。
また、先程もお伝えしたように洗濯ネットを使用することで、ジャージの繊維を保護し、毛玉や伸びを防ぎます。
ジャージの洗濯におすすめの洗剤
運動をする時など、汗をかくシーンで活用されることが多いジャージですが洗濯洗剤は「スポーツウェア用」や「ニオイ専用」の洗剤を使用することをおすすめします。
これらの洗剤は、ジャージについた汗や皮脂の臭い取り除くことができる成分を配合しています。
以下にジャージの洗濯におすすめの洗剤をご紹介します。
![]() | ■レノア超消臭1week sports 洗濯でなかなか落ちない、ジャージの汗や生乾き臭・体臭などもレノア超消臭なら消臭して、フレッシュシトラスの香りが爽やかに仕上げます。 また、静電気を防いで花粉もブロック。 |
![]() | ■ナノックスone ニオイ専用 臭いの原因である皮脂を、しっかり洗浄するために優れた「高機能界面活性剤」と「高機能な酵素」の組み合わせで、ジャージの嫌な臭いを改善できます。 また、抗菌効果によって菌による嫌な臭い発生を防ぐ効果も。 |
![]() | ■アリエール イオンパワージェル プラチナスポーツ 新アリエールプラチナスポーツは、抗酸化+洗浄成分をアリエールで初めて配合。 ジャージに蓄積した汚れの酸化を防いでしつこい臭いを解決します。 |
ジャージの洗濯機での洗い方
ジャージは洗濯機で洗う際、優しいサイクルや手洗いモードを選択することが大切です。
また、温度設定はできるだけ低くしてください。高温の水はジャージの伸縮性を損なう可能性があります。
ジャージの手洗い方法
- タライ
- 洗濯洗剤
- 柔軟剤
- ぬるま湯
ジャージの脱水方法
ジャージを洗濯機で脱水する場合、洗濯ネットに入れて1分程度脱水しましょう。
ジャージは脱水中に伸びる可能性があるため、脱水時間を短めに設定することをおすすめします。
ジャージの干し方や乾燥機は大丈夫か?
ジャージを干す際、直射日光を避け、風通しの良い場所で干しましょう。
乾燥機を使うと伸縮性を損ない、縮みの原因となります。
そのため、どうしても乾燥機を使う場合は、低い設定温度で長時間乾かしすぎないように注意。
通常の洗濯で取れない臭いの取り方
ジャージに蓄積された汗や皮脂が臭いの原因になっている可能性があるので、そんな時は「酸素系漂白剤」を使ってお手入れしましょう。
- 酸素系漂白剤
- タライ
- 40度〜50度のお湯
その間、なるべく温度が下がらないようにする
泥だらけのジャージの泥汚れを落とす方法
泥だらけのジャージは扱いが難しいかもしれませんが、以下のステップで泥汚れを取り除くことができます。
- 洗濯用固形石鹸
- 食器洗剤
- 歯ブラシ
乾かすことで大まかな泥を始めに落とすことができます
強くこすらないようにし、ジャージの繊維を傷つけないように注意
汚れが残っていたらSTEP4を繰り返す
ジャージに付いたボールペン汚れの落とし方
ボールペンのインクがジャージについた場合、以下のステップで落とすことができます。
- 消毒用アルコール
- 汚れてもいいタオル
- ビニール
タオルにボールペンの汚れを移すイメージ
同じところで叩くと、シミが残ってしまう
ジャージに付いたペンキの落とし方
水性のペンキの場合
- 中性洗剤
- 使わないタオル2枚
- ぬるま湯
油性のペンキの場合
- ペンキ薄め液(ホームセンターなどで購入できます)
- 中性洗剤
- 使わないタオル2枚
ジャージのおすすめ洗濯頻度
ジャージの洗濯頻度は、通常の日常着として着用した場合、汗や臭いが気になるまで数回着用しても問題ありません。
しかし、特に運動時に多く汗をかいた場合は、着用ごとに洗濯することをおすすめします。
ジャージのケアと清潔さを保つために、適切な洗濯頻度を保つことが重要です。
ジャージのシワの取り方とアイロンの掛け方

ジャージは、シワが付きにくい素材ですが、シワが気になる場合はシワ取りスプレーを活用しましょう。
気になるシワ部分に、シワ取りスプレーを吹きかけて風通しの良い場所に干すことで改善することができます。
アイロンをかける場合は、以下の手順で行なってください。
直接当てると、ジャージが溶ける可能性があるので注意
ジャージの毛玉や毛羽立ちの原因と取り方
ジャージの毛玉や毛羽立ちは、着用と洗濯の際に発生しやすい問題です。
毛玉や毛羽立ちの原因と、それを取り除く方法について説明します。
原因
ジャージの素材が他の粗い表面と摩擦することで毛玉が発生します。
たとえば、洗濯時に他の衣類と擦れて摩擦が起きたり、ベルトのバックルと擦れたりすることが原因です。
取り方
毛玉取り器を使って、ジャージの毛玉を優しく取り除きましょう。
毛玉取り器がない場合に、毛玉を指で引っ張るとジャージを傷めるので、必ずハサミで切るかカミソリで削ぐようにして毛玉を取ってください。
ジャージの正しい保管方法や収納方法

ジャージを正しく保管することは、シワ防止や長く愛用できることにも繋がります。
ハンガーにかける
ジャージはハンガーにかけることをおすすめします。これによりシワや形状が保たれ、収納スペースも節約できます。
ハンガーにかける場所が限られる場合は、畳んで収納しても問題はありません。
畳んで収納する際は、立てて収納することでシワ防止になります。
通気性のある場所に保管する
ジャージを収納する場所は通気性があり、湿度が適切な場所を選びましょう。
ジャージを密封された袋や容器に保管しないようにしましょう。
直射日光が当たらない場所に保管する
直射日光は色褪せの原因となるので、ジャージは直射日光が当たる場所に保管しないようにしましょう。
ジャージの染み抜きやクリーニング料金相場

ジャージに付いた難しい汚れやシミを取るために、プロにお願いすることも手段のひとつ。
クリーニング料金は地域によって異なりますが、大体500円〜1,000円程度です。
料金は、クリーニング店によって異なるため、依頼する前に事前に料金の確認をしていきましょう。
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