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デニムの色落ちや色移りを落とす方法と予防や対策

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デニムの色落ちや色移りは、多くの方が経験したことのあるトラブルかと思います。デニムに使われる染料は落ちやすいので、着用時や洗濯でも注意しなければなりません。この記事では、デニムの色落ちや色移りが起きる原因と、効果的に取り除く方法や対策についてご紹介します。

デニムが洗濯で色落ちする原因や期間

デニムの魅力である、その独特な青色ですが、色落ちするのは染料として使用される「インディゴ」という天然染料の特性によるものです。その染料が色落ちする原因は、以下の通りです。

  • 汗や雨
  • 洗濯の仕方
  • 干し方
  • 運動や折りジワなどの摩擦

■汗や雨

特に夏場や運動などで体が多く汗をかくと、汗に含まれる塩分や酸性成分がデニムに付着し、色素分子を崩壊させる可能性があります。また、雨もデニムの色落ちを引き起こす要因の一つです。雨水には酸性成分や汚れが含まれており、色落ちを促進する可能性があります。

■洗濯の仕方

特に粉末洗剤は、十分にすすぎを行わない場合や、洗剤が残っていると色移りの原因になります。他にも、汚れや臭いを落としたいと思うあまり、漂白剤に長時間つけ置きしてしまうと色落ちしてしまいます。

■干し方

紫外線は、デニムの色素分子を劣化させ色落ちを引き起こす可能性があります。そのため、デニムを天日干しする際には、直射日光を避けるために陰干しを選び、保管場所も直射日光の当たらない涼しい場所や、クローゼットの中を選ぶようにしましょう。

■運動や折りジワなどの摩擦

スポーツやアウトドアなどで活動的に過ごす場合、デニムの繊維が摩擦を受けて色素分子が剥がれることがあるため、運動する際は、できるだけデニムを避けて動きやすい素材のパンツやスポーツウェアを着用しましょう。

また、デニムを折りたたんだり、長時間同じ位置で押し付けたりすると、折りジワができます。この折りジワの部分は、通気性が低くなり湿気や汗が溜まりやすくなるので、色落ちのリスクが高まります。

色落ちのタイミングや程度はデニムによって異なりますが、一部のデニムは、洗濯をしなくても履くことで色落ちする傾向があります。使用される染料や染色方法、摩擦や体温の影響などで、少しづつ色落ちしていくので、逆に着用するたびに経年変化を楽しむこともできます。

初めの数回の洗濯では色落ちすることが多いですが、洗濯を繰り返すことで徐々に色が落ちしなくなります。

デニムの洗濯で色落ち防止や対策

デニム

色落ちさせたくないと思っていても、洗濯を繰り返すうちに色落ちしてしまうものが、デニムの色落ちを最小限にする方法をご紹介します。

【酢と塩を使う】

酢の酸性性質がデニムの色素分子を固定させ、塩の塩化ナトリウムという成分がデニムの色素分子と反応し、洗濯時の色落ちを軽減することができます。

革のタグが付いている場合は、タグに色が移らないように事前に防水スプレーを吹きかけておきましょう。

塩と酢をそれぞれ用意する

1ℓの水に対して大さじ1程度入れる。

タライなどに水をはり、塩と酢を入れる
30分〜1時間つけ置きする
洗濯機で通常通り洗濯する

中性洗剤を入れて、デニムは裏返し洗濯ネットに畳んで入れる

裏返しのまま風通しの良い日陰に干す

注意点として、酢や塩の使用量を適切に守ることが重要です。過剰に使用すると、デニムの風合いや質感が変化する可能性があります。また、他の衣類と一緒に洗濯する際は、色移りのリスクがあるためなるべくデニム単体で洗濯しましょう。

デニムの色落ちや色移りを落とす方法

ズボンの部屋干し方法

バッグにデニムの色移りがついてしまった経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、デニムの色移りは頑固で、バッグの外見を損ねてしまうこともあります。そこで、色移りしてしまった際の適切な方法をご紹介します。

【フェイクレザーのバッグに色移りした場合】

  1. コットンに除光液を含ませ、優しく拭きとる
  2. 水で濡らしたタオルを硬く絞り、除光液を拭き取る

【エナメルやビニールのバッグに色移りした場合】

  1. 消しゴムで色移り部分を優しく擦る
  2. 確認しながら、必要に応じて繰り返す

素材によっては適していない場合もあるので、バッグを傷つけないように注意しましょう。

デニムを早く色落ちさせる方法

デニム女性

大体のデニムは、糊付け加工されています。この糊付けは、インディゴの色落ちを防止し、縫製のズレを防ぐ役割を果たしています。一方で、デニムの色落ちを早めたい場合には、糊を落とすことが一つの方法となります。まずは、「糊落とし」の方法ついてご紹介します。

【糊落としの手順】

タライに30度〜40度程度のぬるま湯をはる
なるべく広げた状態で10分〜30分程度浸ける
軽く水気を取り、洗濯機で脱水する

【洗濯で全体的に色落ちさせる方法】

全体的に色落ちさせたい場合は、塩素系漂白剤を使用します。

洗濯機に30Lの水をはり、塩素系漂白剤を200ml入れる
デニムを入れて5分回す→20分置く

こちらを好みの色落ち具合になるまで2時間を目処に繰り返す

好みに色落ちになったら脱水し、その後洗剤を通常通り洗濯する

濃いめの塩素系漂白剤だと、生地を傷める可能性があるため薄めで行うことをおすすめします。

【部分的に色落ちさせる方法】

部分的に色落ちさせたい時は、メラニンスポンジと霧吹きを使用します。

色落ちしたい箇所に霧吹きで水をかける

床に色移りしないようシートを敷くことをおすすめします

水で濡らしたメラニンスポンジで擦る
洗濯機で水洗いし、風通しの良い日陰に干す

デニムの色落ち予防や対策

スプレーボトル

色落ちを予防するためには、色落ち防止スプレーを使いましょう。

事前に洗濯タグを確認する
デニムを平らな場所に広げ、均等にスプレーをかける
数分間放置し、乾燥させる

完全に乾燥するまで触れないようにしましょう。

デニムの色落ちや色移りを防ぐためにも、色んな注意点や方法がありましたが、ぜひ大切なデニムを長く美しく愛用するためにもぜひ参考にしてみてくださいね。

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